紺友染色工房

ヤマモモの染料は優しくて、
温かい染めいろ。

江戸時代末期から続く老舗紺屋「紺友染色工房」

今はろうけつ染めという技法、渋木というヤマモモの植物染料を使い、優しく、深い染めを行っています。

染めない部分は、
ロウを置いて守ります。

駿河和染の中で、紺友染色工房だけが行う「ろうけつ染め」
染めない部分に熱して柔らかくなったロウを置いていきます。
筆で一本ずつ丁寧に描いていきます。

一本ずつ手描き。
二度と無い、同じ風合い。

筆で描くのでもちろん、手描き。
そのときのロウの固さや、布地の染まり具合を想像し
ロウを重ねたり、筆先で遊んだりしながら描いていきます。

筆跡が残る商品は
同じものがありません。

商品が染まり上がると
ロウで描いた部分が白く残ります。

繰り返し染めることで白さをコントロールしたり
染料の化学反応を変えることで
染まるえび茶色をコントロールします。

同じ商品、同じ表情が無い
ろうけつ染めとの出会いをお楽しみください。

紺友染色工房 鈴木緑

静岡県静岡市葵区追手町7-14

江戸末期から続く老舗染色工房の5代目染色職人。
筆でロウを置き、自由な曲線で絵柄を描く「ろうけつ染め」を得意としています。
自然で柔らかな印象を持つ染めが特徴です。